看護師が働く場所は病院だけでなく
施設、企業、保健所、保育所など
多岐にわたっていて、
選択肢が多いのも看護師の魅力の一つです。
転職先を探している人は一度は目にするであろう
コールセンターの仕事。
私は以前コールセンターで看護師として働いていたので
転職を考えている方は参考にしてください。
コールセンターの募集条件
私が働いていたコールセンターは現在も募集しているので
それを参考にしますが
守秘義務にひっかからないよう、若干数字など変えます。ご了承下さい。
・夜勤のみ:月給35万以上
・勤務時間:17時~9時(休憩2時間)
・休日:8~9日/月
と、こんな感じですが、条件により異なりますし
もちろん、日勤だけの勤務もありますが、
今回は夜勤のみの話しが中心です。
看護師が働くコールセンターとは
私が働いていた会社は
医療系、転職系、薬品系の企業から依頼を受け
製品についての使用方法、質問、申し込み、交換申し込みの受付
等複数の企業の電話を担当します。
かかってきた電話に、
マニュアルを元に対応、
出来れば対応しながらその問答をPCに入力。
複数の企業を担当するので
全然電話が繋って来ない、ということはなく
朝方は一気にコールが増えます。
その他、契約している企業に届いたはがきの整理、入力
物品の配送など、空いた時間に行う仕事もあります。
新しい案件が始まるときは、
その企業に赴き数週間研修を受けることもあります。
コールセンター(夜勤専従)勤務の良い点
- ①夜勤前、夜勤明けの時間の有効利用
コールセンターに限らないのですが
夜勤専従だと、
入り前の時間、明け後の時間を上手に使えば
昼間はほぼフリーなので
自分の時間を有意義に過ごせると思います。
が、もちろん眠気との闘いもあり、
睡眠不足は、身体的にも精神的にも見えない疲労が蓄積しがちです。
- ②病棟勤務より肉体的疲労は少ない
コールセンターなので多くの時間は椅子に座っています。
歩き回ることはないので足が疲れることもないですし、
患者を持ち上げるような力も必要ありません。
- ③定時で帰れることが多い
勤務時間終了間際に手にかかる案件が発生しなければ
基本ほぼ定時で帰れます。
- ④服装は割と自由
人によってはマイナスですが、
服装はカジュアルでOK。
ただし、企業に行く時はもちろんスーツ。
- ⑤生死に関わる現場ではない(わずかにはある)
生死に関わる事例、急変などはほぼ無いので
病棟勤務でそれらにストレスを感じていた方は
精神的負担が少ないかもしれません。
が、医療関係なので全くないとはいいません。
コールセンター(夜勤専従)の思ったより悪い点
- ①責任は思ったよりある
働く前は、
電話対応なのでその場の対応がキチンとできていれば
問題ないかと思っていたのですが
電話対応は全て録音されており
企業によっては抜き打ちで対応を提出することもあります。
更に、医療機器なので病状や命にかかわらないとはいえず
その医療機器を使用している人は患者さんなので
電話で解決出来ないときは、
苦情を受けることもあるし、自分も心苦しくなります。
- ②あまり動けない、密室
基本的にいくつかの電話機を担当するので
ある区間内の移動はあるのですが
トイレ以外で離れるのはNGです。
電話対応ということで、
音を遮断するためにどうしても密室になります。
このご時世、たまにコールセンターでの
クラスター発生のニュースを見ることがあります。
もちろん、ある程度のパーテーションはありますが
声を出す仕事で、どうしても大声になるときもあるし
複数の電話にも触れます。
- ③病院とは組織が違い会社なので人間関係が違う
これも人によりますが
電話対応時、
病院のように患者さんように対応してはいけません。
言葉遣いなど厳しく言われます。
わかりやすく、一般的な言葉より
マニュアルを重視されます。
コールセンターでは電話先の利用者だけではなく
依頼主の企業に研修に行ったり、電話することもしばしば。
病院では使用することのない対応が求められます。
結果、私が退職した理由
私は、健康的理由(夜勤によるかは不明)と
新たなプロジェクトが、治療系の医療機器であり
対応が難しい、が退職理由です。
しかし、看護師の働き方の一つとして
コールセンター勤務は合う人も多くいると思います。
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